そして、2021年8月現在で、累計70000種類以上のユニフォームをお作りし、生産枚数150万枚を超えるまで成長させていただきました。
新型コロナウイルス感染拡大により、スポーツができなかったり、無観客での大会が多くなってしまいましたが、今後も私たちは、「ひとりひとりが人の本来性を取り戻し、能動的に活動するチームが世界中に群生する」ことをビジョンにかかげ、ビジネスを続けていきたいと考えています。
まだまだ、小さい会社ですが、スポーツをする皆様と、これからの世代の子供たちがよりよい社会で活動できるよう、社員一同努力いたします。引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

昇華プリント黎明期である2002年ごろに長年培った縫製とマーキング技術を活かし、
昇華プリント技術を使ったチームオーダーユニフォームの生産事業を開始。
2012年に「スクアドラ」というイタリア語で「チーム」という意味を持ったブランド名をつけ、スタートいたしました。

2012年に第一回を開催した「スクアドラカップ少年サッカー大会」
子供たちへの協賛大会を開催することにより、地域スポーツの普及、振興に務めています。
スクアドラカップは10回を超え、小学6年生の卒業最後の大会として奈良県では毎年40を超えるチームが参加していただく大会に成長しました。
本社のある奈良だけではなく、他府県でも地域スポーツに貢献していきたいと考えています。

２０１２年、スクアドラとして初めてのプロスポーツチームへのサプライ（大阪エヴェッサ　当時ｂｊリーグ）を開始いたしました。その後、Ｂリーグ、サッカーＪＦＬ、バレーボールＶリーグなど多くのプロスポーツチームへのサプライヤーを手掛けることになりました。
単なるロゴ掲出や協賛、スポンサードの枠を超え、選手による製品評価、デザインの提案、グッズ販売など、チームと「共に」成長することを目的に、サポートを続けています。

スクアドラの衿タグ裏には、私たちがスポーツをする全ての人へ伝えたいメッセージが刻まれています。
「勝つ」ことだけが目的では、勝負には勝てない。
私たちは、目の前の結果を気にするあまり、「勝つ」ことの目的を忘れてしまいます。
勝利の向こうに何があるのか？
なんのために勝利を目指すのか？
それがあるから、たとえ負けたとしても次の戦いへのモチベーションになる。
スポーツにおいて勝負は非常に大切な要素ですが、勝利や敗北の先にある目的をチームで考えていただくことが大切なのではないか？と考えています。

日本で初めて昇華プリントでウィンドブレーカーを軌道に乗せたのはスクアドラ。
それまでユニフォームやジャージなどを昇華プリントで生産することは多くのメーカーが手掛けていましたが、ニットではなく織物に昇華プリントでデザインを印刷し、チームオーダー量産を安価でお届けできるようにしたのはスクアドラが初めてではないでしょうか。
これも長きにわたり昇華プリントのテクノロジーを追究し続けてきたからだと考えます。
多くのお客様や取り扱い代理店の皆様との対話のなかから生まれた昇華ウィンドブレーカー。
これからも新しい製品を世の中に提供し続けます。

2020年私たちがいままで経験したことのない試練がやってまいりました。
新型コロナウイルス感染拡大は、世界中のスポーツを止め、それに伴いユニフォームを作ることも中断いたしました。
私たちはいち早くユニフォーム素材にフィルターを装備したマスクを開発し、マスク不足であった世の中にご提供させていただきました。
また、医療用のガウンが不足した際には、工場や協力工場総出で、ユニフォーム生産が止まってしまった中生産し、危機を乗り越えることができました。

サッカーやバスケットボールユニフォームから始まったスクアドラですが、スクアドラ（イタリア語でチームの意味）という言葉に表すように、特定の競技にこだわらないチームスポーツウェアメーカーを目指しています。
なぜなら、私たちの理念は「チームのチカラ」を万人が感じること、そして行動することであり、そこに競技にこだわる理由はないからです。
私たちはスポーツだけにもこだわりません。世界中のあらゆるチームが能動的に活動し、交じり合いよりよい世の中になることを目指しています。

スクアドラは、これから10年をかけてユニフォームの機能性やテクノロジーだけでなく、さまざまな取り組みを始めます。
チームの持つ哲学や考え方をみなさんと共有すること。
環境に配慮した循環型ものづくりを始めること。
経済的な理由でユニフォームを揃えることのできないチームへの支援プラットフォームの構築など。
この日本から始まったスクアドラというブランドが、スポーツユニフォームの文化を変えていく。
そんな10年を目指しています。